徹底的な確認作業
確認作業は何回やってもやり過ぎることはないと思います。
私がやっていた化学の分析という仕事は
大半が分析機器を用いて分析をします。
よくあるパターンとしては、分析対象の薬を、分析が出来るよう調製し
それが夕方近くに終了して、出来た試料を分析機器にセットして帰宅する。
夜の間に自動で分析を行って、朝出社してから確認する。という感じです。
分析の条件等は、専用ソフトにエクセルシートみたいなものがあります。
その1行が1つのサンプルに対応しているので
100個サンプルがあれば、100行の条件が書かれたシートがあります。
エクセルのように1行作って、あとはコピーができるのですがミスは当然おきます。
1行だけ違う条件が入ってしまうときが時々あるのです。
なので、分析をスターとする前、帰る直前と何度も何度も確認作業をします。
ひどい時には、いったん会社を出てから
「あれ?あの行おかしくなかったか?」と突然そのシートが頭に浮かんで来て
確認しに会社に戻ったことがあります。それぐらい確認をします。
それは、失敗をした場合、この1日が無駄になるからです。
その分の人件費等も無駄になるからです。
中には変わった方もいて、分析機器の調子が悪いのに分析をスタートして
次の日、出社をして結果を見たら散々たる結果だったという方もいました。
もう何を考えているのかわかりません。
早く帰りたいから、ミスしたらやり直せばいい
これでは、いつまでたって信頼は得られません。
社会人生活を楽して生きたいなら、まずは信頼を得ることが大事だと思います。