以前にもお話した・・・と思いますが
最近、会社で凄く目につくことなので
また改めてお話したいと思い、記事を書いていました。
それは何かというと
「相手が求めている情報をなかなか開示しない」というものです。
例えば、Aさん宛に発送しないといけない荷物を
BさんとCさんが忘れていたとします。
Aさんから「この荷物の発送どうなっていますか?」という問い合わせが
BさんとCさんに届いているのですが、この2人はAさんに連絡を入れることなく
発送手続きを早急に進めていたという事例がありました。
(わざと無視していたわけではないと思います)
この場合、Aさんからすると「明日届くの?明後日なの?いつなの?」
と思ったことは言うまでもないと思います。
一言「今から対応します」「明日発送です」等々
入れておけばそれでAさんは安心するのに
なぜしないのだろう?と不思議でしかたありませんでした。
こういう類の話は、上司と部下でもよく起こることで
「あのプロジェクトはどこまで進んでいるんだ?」
「この処理はいつするんだ?」
という風に上司から質問責めにあることもしばしばあるでしょう。
こういう部下に限って
「この情報を完璧な状態にしてから伝えよう」と思っている人が多いように思います。
すぐに100%のものを用意できるのであればいいのですが
100%の状態になるまでに何日もかかるのであれば
先に「今はこういう状況です」というのを伝えるのが先だと思います。
とりあえずでもいいので
「今から確認します」
「明日まで待ってください」
「今、30%程度進んでいます」
・・・なんでもいいので、まずアクションを起こすことです。
全く何もしないから
「どうなっているんだ?」の質問攻めに合うわけです。
部下からすると「なぜ、この上司は色んなことを聞いてくるんだ!」
と思うかもしれませんが、それはあなたが情報を出さないからです。
情報をきちんと出し、素早く回答をしていれば
「この人は、何かあったら言ってくるだろう」という
人物像が出来上がっていきます。
つまり「何も言ってこない=順調に進んでいる」という解釈をしてくれるのです。
小出しにし過ぎて「そんなに細かく言ってこなくていいよ」なんて言われたら
ラッキーだと思えばいいのです。
ぜひ早めをアクションを実践して
「何も言わないこと=順調に進んでいないと思わせる」という公式を
「何も言わないこと=順調に進んでいると思わせること」という公式に
書き替えてください。