意思疎通も徹底的に確認作業
以前、下記のリンクにあるように「確認作業」について書きましが
今日は、対話としての確認作業という意味で書いてみたいと思います
business-thinking.hatenablog.jp
早速質問ですが、(仮の話です)名古屋在住の皆さんと私が出張に行くとします。
「明日、お昼に東京集合!」と言われた場合、これを聞いてどう思いますか?
「東京のどこ?」「相手先には15時に行くけど、集合何時?」と疑問が沸くと思います。
そして、私から「お昼食べて行くんだから11時で、東京で集合場所と言えばハチ公前に決まってるでしょ」
なんて言われても「???????」となるばかりだと思います。
会社でここまで酷いことはなかなかないですが
「知ってるよね」の考えが招いたミスは、けっこう起きます。
私には、こういった考えが招いた苦い経験があります。
以前にもお話した通り、製薬業界というのは「記録」がとても重要です。
なので、使う機器は基本的に「日付と時間」が必ず印字されます。
パソコンで制御されているものは、自動で「日付と時間」が記録されるように設定されていますが
そうでない機器もたくさんあります。
<私の犯したミスとは>
またいつものように料理に例えますが
ガスコンロを使う場合
1:ガスコンロの前に立った時に印字(日付と時間を印字するのボタンがあります)
2:点火(点火と同時に勝手に印字されます)
3:消化(ここも同時に印字されます)
4:全てが終わってガスコンロから離れる時に印字(日付、時間のボタンを押す)
このような順番を辿ります。
これら全ての印字データは、スーパー等のレジからレシートが出るように
紙に印字され出てきます。大きさも同じぐらいです。
この辺のルールは、会社にもよるので、1と4がない会社さんもあると思います。
私がやらかしミスというのは、繁盛期に別事業所から応援に来ていただいていた
方に、この作業お願いをしていた時のことです。
私は勝手に「同じ会社の、同じく薬を分析している部門の人」ということで
きちんとしたルール説明していませんでした。
その作業が終わった時に「終わりました」と、その方は4番目の印字がない
その紙を持って来たのです。私は「あ」としか言えませんでした。
そのルールを知らないという疑問を持つことさえなかったので
これを回避することは、その時点では不可能でした。
確認作業って本当に大事だなと思わされた出来事でした。
ちなみに、「同じ会社でも、チームに寄ってそんなにルールが違うの?」
と思われたかもしれませんが
これは「会社の伝統(笑)」や「他社製品も取り扱っているから(相手先に合わす)」等の理由で異なることがよくあります。
よくあるのですが、(この例えの場合)料理でコンロを使うのは
共通なので、そこのルールが違うとは思ってもみませんでした。
「化学関係の大学や専門学校出身の新入社員だから」
「転職前も同業で働いていた新人さんだから」
という先入観を持たずに、確認作業をすることは本当に大事だな思わされた事例でした。
<ミスを次に繋げるために>
どうしたって、防げないミスというものは出てきます。
なので、みなさんがミスに出会った場合は、メモして、まとめておくといいですよ。
会社によっては、ミスした事例を吸い上げて、共有情報として
蓄えていくようなシステムを持っているところもありますが
もし、ないなら、自分でまとめることで、今後にも活かせますし
それを会社に提出することで、社員のレベルアップにもなります。
最終的に、自分の評価や信頼アップにも繋げることができます。
ぜひ情報は漏れなくご活用を。