黙っているからこそ情報は得られる理論
<口が堅いからこそ情報は集まる>
みなさんは、口が堅いですか?それとも軽いですか?
私は口が堅いほうです。
だからこそ、おもしろい情報が集まってくるのだと思っています。
仕事上の情報は、情報共有が叫ばれている昨今
余程あなたが、嫌われていない限り、取りこぼすということはないでしょうが
「個人情報」「恋愛」「転職」等など、プライベートな内容は
口が軽い人ほど回ってこないような気がします。
「私、口が軽いけど情報たくさん持っている」と言う人がいるかもしれませんが
たぶん、それはほんの一部だけが回ってきているだけだと思います。
そういう人は、わざわざこちらから情報を取りにいかないといけない
というめんどくさい状況になってしまうと思います。
私の経験で言うと、こういう情報は何もしないでも向こうから飛び込んできます。
私も人間なので、社内でちらっと聞こえてきた情報が「気になるな~」と
いうときがあるのですが、突然全くその件に関係していない人から
「聞きました?あのこと。」みたいな感じで、教えてくれる人が現れます。
そして、すっきり解決することがよくあります。
本当に不思議なぐらい、今まさに気になっていた情報を
そこで得られることがあるんです。
こうやって得られて情報を、他人「ちょっとちょっと聞いてよ」と
わざわざこちらから話ことはありませんが、話の流れでその情報に関連した話題になる時があります。
そういう時は、「話をしていいものかどうか」を
まず考えてから話すようにしています。
例えば、田中さんという人がいて、ABC会社に転職することが決まっていたとします。
私は、本人から聞いているので知っていますが、その情報は公になっていません。
この場合、田中さんから直接その情報を聞いた時に
「万が一それに関連した話題になったら、誰かに話をしていいことですか?」と
前もって聞いておきます。
もし、田中さんと私が仲が良いと知られているような環境なら
確実に噂好きの方から「ねぇねぇ、田中さん転職するらしいけど、どこに転職するのか知らないの?」って会話になることが予想されるからです。
「話をしてもいいよ」と言われていれば「ABC会社みたいです」で終わる話ですし
「転職後になら話をしていいですよ」と言われれば「今は、言いたくないみたいなんで私も知らないです」と言います。
後日、その方から「あの時、実は知ってたんでしょ?」という流れになれば
「言わないで欲しいって言われてたんです」と、ちゃんと言います。
他人からあなたは「口が堅い」という印象を持たれれば
「この人には話をしても大丈夫」ということになります。
あくまで表面的なアピールをするのではなく
「本当に話さない」「情報を漏らさない」ということが大事です。
私は、教えていただいた情報が、気軽に漏らしていい情報なのか
それとも言ったらやばい情報なのかの判断がつきません。
だからこそ、「話をしない」という方の選択をします。
どういう状況であれ、その方が「自分を信用して話をしてくれたんだ」
というスタンスを持っておけば信用は得られる思います。
黙っていることで得られる情報はかなりあると思っています。