みなさんこういう経験はないですか?
「自分の抱えている仕事がいっぱいだから、その一部を誰かに渡す」
私は仕事を渡し経験はあまりなく、渡される側に立つことが多いです。
例えば、私を含め5人チームがあったとします。
私、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの5人
(説明のために、私のことは大谷さんと表記します。大谷翔平からとりました(笑))
こういう時にラッキーなのは、仕事が楽になるA~Dさんではなく、大谷さんなのです。
A~Dさんが「うわ、ラッキー」と思った時点で、この4人の評価は下がっていきます。
ラッキーと思うことがダメなのではなく、手放した仕事に対して関わろうとしないので
知識、技術など落ちてしまい、忘れてしまうことが多くなるからなのです。
逆に、大谷さんがそれをこなせれば
周りから評価は「4人の仕事をしているの?すげー」と必ずなります。
もちろん、普段から私の掲げる「1点多くとる理論」で
一定数以上の評価を得ていることが前提条件になりますが。
A~Dさんが、普段から夜中まで仕事をしている等の状況でない限り
この4人の評価は「仕事を投げ出した人、もしくは、単にやらない人」という
評価になることが多いです。
私が、大谷さんの立場になれば「楽しんで仕事をして、とにかく自分の仕事にしてやろう」と思います。
最初は、完璧にこなす必要はありません。
自分の元々の仕事に加えて、4人分の仕事が発生しているわけなので
まずは、ゴールに着くことを目指します。
1位でゴールにたどり着く必要はありません。終わらせればいいのです。
ギリギリだろうが、汗をかきながら、ヒィヒィ言いながらでも
終わらせればいいのです。
大抵、こういう仕事は慣れます。
慣れてしまえば「いつものこと」と思えるようになるので
そこから1位を目指せばいいのです。
終わらせれば、周りの評価は「お、ちゃんとやっているね」となりますし
1位を取れるようになれば「すげーな」と評価が上がります。
今抱えている仕事を手放す時は、「本当に手放していいのか考えたほうがいいですよ」
周りに楽しんで仕事が出来る人間いた場合、お株を奪われる可能性があります。
なぜこんなことを書いたかと言うと
働いている人の中には「自分はとてつもなく凄いことをしているんだ」と
勘違いしている人が多くいるからです。
もし野球選手が「俺、キャッチボールできるんだ。凄いだろ!」
なんて人がいたら「はっ?当たり前ですよね」となりますよね。
しかし、社会人の中には、こういう人が一定数以上います。
人の評価はできるわりに(こういう人は、たいてい相手のことは悪く評価します)
自分の事は全く評価できていない人が多くいるのです。
仕事ができるということは、自分の評価もきちんとできなければなりません。
人のことを評価することも大事ですが、自分のこともきちんと評価できる人間になってください。
もしくは、凄く仕事ができたとしても謙虚な姿勢を忘れないでください。