(雑談)「東大生は辛い」ことから学ぶ、目線を落とす術
(最初に断っておきますが、私は東大出身ではありません)
「東大出身のくせに」という言葉を聞いたことがあると思いますが
それに関連した2つのエピソードを紹介したいと思います。
2つエピソードは、それぞれ別の東大生の話で
私が聞いたものなので、直接その東大生がどんな人かは知りません。
1つ目は、「東大出身のくせにそんなことも知らないの」というエピソードで
2つ目は、「東大生にそれを言ったらかわいそうだよ」というエピソードです。
<それ小学校で習うんじゃないの?>
みなさん「硫酸」という薬品を知っていますか?
化学が苦手という人でも名前ぐらいは聞いたことがあると思います。
では、硫酸の薄め方を覚えていますか?
1:水を硫酸に入れる
2:硫酸を水に入れる
正解は「2」です。逆にするとえらいことになってしまいます。
水の入った容器(ビーカー等)を冷やしながら硫酸を入れていきます。
(余談ですが、昔、公式の試験方法で、ごく少量ですが1の方法を使う分析もありました。
熱したフライパンに水を入れるような音がします(汗))
(話を戻して)
東大の理系学部出身なのに、この希釈方法を知らない東大生がいたというの驚きでした。
小学校、中学校で習う知識ですし
それを忘れていたとしても化学系の学部なら知っておかないといけない知識だと思うのですが、世の中そういうものじゃないんだな~、やっぱり先入観を持って話をすることはダメだなと思わされるエピソードでした。
<東大出身ですが、道のプロではありません>
2つ目は、営業関係の方の話だと思うのですが
仕事で車を運転中に道がわからなくなった方がいたそうなんです。
道に迷ったことを後から聞いた上司は、その方に向かってこう言ったそうなんです。
「東大のくせに道も知らんのか」と
これはさすがにかわいそうだなと思いましたが
世間のイメージは「なんでもできて当たり前。そこまで要求されるのが東大生」ということなんだな~と凄く思いました。
ちなみに、最近の話ではないので「スマホで調べる」というわけには
いかない時代の話です。
「いつやるの」「今でしょ」でお馴染みの林先生も
東大生との対談番組で「世間からみると、みんなはそういう目で見られる大学に入り、そういう立場にいるんだよ」ということをおっしゃっていました。
しかし、こういうことは、上手く話をもっていかないと
「そんなことぐらい知っています」と逆に怒られかねないですし
人と話すのは本当に難しいことだと思いますよね。